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あなたと過ごした時間は、きっといちばん大切な宝物。
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こんにちわ、だりあです。

今日の早朝、外出たら真っ白…雪積もってました。
今は、雨になっちゃってますが…。
3月に雪かぁ、侮れないですね。

さてさて、久しぶりにノーマル?っていうか、学生恋愛物の小説を書いてみることにしました。
ブログ用なので、ブログでしか読めませんw

主人公は、桐生紗季(きりゅう さき)、関わってくる人として、籐坂紘哉(とうさか ひろや)、緒方輝(おがた あきら)、小堺美歌(こさかい みか)の4名となっています。

紗季はこれから先、どのように翻弄されていくのでしょうか。
幸せになれるのでしょうか。
最初から修羅場状態ですけどw

女の子の純粋な気持ち、男の人の遊び心など、ちょっと私が経験してきた事とかを織り交ぜつつ?お送りしていきたいと思います。
愛してるって気持ち、大好きな気持ち、思いやる気持ち…
大切に思えるってなかなか大変なものだと思うんですよね。

それをどこまで表現出来るか、わかりませんが、書いてみたいと思います。
それでは、読んで頂ける方は、etcからどうぞ。


だりあでした。それではまた。

あなたは今、何処に居ますか?
あなたは今、この空が続く何処かに居るのでしょうか?
あなたが居なくなった事を、私の傍から居なくなってしまった事を未だに信じることが出来ない。

あなたと過ごした時間は、私はとても楽しかったの。
それだけは本当だよ。
ずっとこのまま一緒にって何度思ったことか…。
もっと素直になれたなら、あんなことは起きなかったのかしら…

いいえ、きっと私の弱さが招いた驕りなのね。
傷つく事が怖かったの。
あなたを傷つける事が怖かったの。
あなたを大事に思うあまり、私は嘘をつき続けたの…。
安心させたかったから。
今ある愛を失いたくなかったから。

今は、遠く離れていても、またいつかきっと会えるよね。

永遠なんて信じないけど、きっとまた…いつか…。




朝日が窓から降り注ぐ。
その光の眩しさに目を覚ました。
「ん、うーん…、もう朝か」
ゆっくりと身体を起こし、制服に着替える。
鞄を持って自分の部屋を出て、洗面所で顔洗って、居間に向かう。
ガチャ。
「おはよう」
「紗季、おはよう。今日も朝練?」
「うん、そうなの」
私の名前は桐生紗季。
今年から高3で、バスケ部所属。
「それじゃ行って来る」
「朝ごはんは?」
母が準備した朝食がテーブルに並んでいた。
「ん?じゃぁ少しだけ」
トーストを口に挟んだまま、鞄持って玄関へ向かう。
急いで口の中に放り込んで、靴を履いたら扉を開けて出て行く。
「いってきます」

家の前に出ると、すぐ右にある電柱の所に彼が立っていた。
「おはよう、紗季」
「おはよ、紘哉」
彼の名前は籐坂紘哉。
私の彼氏。
彼は陸上部で、私とは違うけど、朝練が同じ時間から始まるから、都合が良いってことで、一緒に通学してるんだ。
他愛もない話をしながら、いつもの通学路を歩いていく。
「なぁ、紗季」
「ん?何?」
「高校卒業したらどうする?」
「んー、私は専門学校に行こうと思ってるの」
「へぇ、学科は?」
「それは内緒」
「いいじゃん、教えてくれたって」
「内緒なの。紘哉は?決めてるの?」
「俺は…大学行くよ。陸上での推薦取れそうなんだ」
「そっか…遠くに行っちゃう?」
「多分、東京に行く」
「東京?遠い…」
紘哉が一瞬黙り込む。
「紗季も東京にある学校に進学しないか?」
「え?」
「そしたら…」
私は伏せ目がちに言った。
「ごめん、それはちょっと考えさせてほしい」
「うん、そうしてみて」
そうこうしてるうちに学校に着く。
「それじゃ、また」
「うん、またね」
紘哉と離れ、体育館に向かう。

体育館の中では、真ん中から半分ほどはバレーボール部が使っていた。
もう半分は、バスケ部で使っている。
「おはよ」
「あ、おはよ」
彼女は小堺美歌。
私のクラスメイトでもあり、同じバスケ部の部員だ。
「ねぇ、紗季」
「うん?」
「来週の大会さ、うちら最後じゃん?」
「あー、そうだね。引退になっちゃうもんね」
「うん、それでね、終わったら打ち上げしようと思うんだけど」
「いいねそれ、どこでやるー?」
こんな風に気さくに話せる仲だ。



この時はまだ良かった。
あんなことになるとは思っても居なかったの。




放課後―

「美歌、練習行くよー?」
「あ、うん。先に行ってて」
「ん?わかった」
美歌を教室に残し、一人体育館に向かって歩いていたその時…。
隣のクラスの前を通りがかった時に、その声は聞こえた。
「ねー、籐坂くんってさ」
その名前に私の耳が反応した。
「籐坂くんがどうしたの?」
「隣のクラスの桐生さんと付き合ってるはずじゃん?」
「うん」
「こないださ、うちのクラスの江坂さんと抱き合ってるとこ、見ちゃったんだよね」
「えー、うっそぉ。それホント?」
「マジマジ。キスまでしてたんだよ?」
「うわっ、桐生さんかわいそう」
「だよねー、籐坂くん酷すぎだよね」

う、嘘でしょ…。
私は素知らぬ振りして、その場を離れた。
紘哉がそんなこと…。
ありえないって思いたい。
嘘だって思いたい…。
私と付き合ってるのにどうして…。
私の頭の中はこんがらがった。
裏切られていたの…?
分からない。
でもそんなこと聞けない。
でも聞かなきゃいけないのかな…。

ねぇ、誰か嘘だと言ってよ。

体育館の中にある部室で、椅子に座ったまま膝を抱え込み落ち込んでいた私に声をかけたのは美歌だった。
「紗季、どうしたの?」
「ううん、なんでも。なんでもないんだよ」
「嘘だ、顔になんかありましたって書いてある。それに何で泣きはらしたような目をしてるのかな?」
「ぅ…。ごめん、今はそっとしといてほしい」
「OK、分かったけど、大会近いから無理しちゃだめだよ?」
「うん、わかってる」
「今日はもう帰りな?」
「え?でも…」
「いいから、帰りなさい。私が後は見ておくから」
「ありがと、美歌」
美歌は笑顔で部室を出て行った。

鞄を持って校門を出て行く所で呼び止められた。
「紗季!」
声の主は紘哉だった。
「どうしたんだよ、部活あるんじゃ?」
「…うん、ちょっと体調悪いから先に帰るわ」
「大丈夫?」
「うん、ごめん」
片言だけ残して紘哉に背を向けた。

今は、独りで居たいの…。


自宅に着いてからも、夕食も口にせずずっと部屋に篭っていた。
「紗季、大丈夫なの?」
母が心配して声をかけてくる。
「大丈夫だから、ちょっとそっとしといて」
ベッドの上で独り、電気もつけないまま…。
幼馴染だから何でも分かるって思ってた。
でもそれは違うってコト、思い知らされた気がする。
私って、紘哉の何を知ってたんだろう。
一緒に、傍に居るだけで何もかも知ってる気になってた。
でも、通りすがりのあの言葉だけでうろたえてる私も弱いか…。
その時、携帯電話が鳴った。
美歌からのメールだった。

「紗季…、落ち込んでた理由ってさ、まさかこういうこと?」

そのメールに添付されていた画像を見ると、紘哉と隣のクラスの女子が一緒に手を繋いで歩いている写メだった。
それを見て、涙がこぼれ落ちた。

本当だったんだ…。

美歌からの写メで確信した。
もう私は、紘哉を信じれない。
心から拒絶をし始めた。

本当は今すぐにでも抱きしめてほしい。
いつだって傍に居てくれたのに、私はもう要らないんだね…。
何でこんなにも切なくなるんだろう。
信じて居たかった。


私は…。

「うん、そういうことだよ。でも…どうしたらいいんだろうね」



次回に続く。
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最近は仕事が忙しいので、あまり遊んでいませんが、麻雀とかもやってたりw
福祉関係の仕事をしながら、ヒーリングセラピストもしています。

何気に、へきらーです(笑)


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