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あなたと過ごした時間は、きっといちばん大切な宝物。
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こんばんわ、だりあです。

さて、彼方さんのとこでお約束?しちゃったんで、UPしようと思います~。

チョコタルト

を使ったチョコタルトです。
食べてみたんですけど、甘かった…。
美味しそうに見えるかどうかは…ノーコメントでっ。
これともう一つ、ガトーショコラを作ったのですが、これは写真撮るの忘れちゃったので無しです…。

そしてもう一枚w
グラタン

昨日の晩御飯に作った、ほうれん草とマカロニのグラタンです。
一応鶏肉と、しめじも入れたんですけど…。
ほうれん草の甘さというか・・・、ホワイトソースの味と合って、まぁ・・・まずくはなかったです。
でも、あれなんですよ。
自分で料理してて、10何年も経つと美味しいのかどうかじゃなくて、食べれるかどうかなんです。
確かに美味しいって思うものを作りたいし、食べてくれる人が居るなら尚更なんですけどね。
しかしながら…、このグラタン焼いてる時に、グラタンが焼ける匂いがしないんですよ。
甘ったるい匂いがするんです!
どうやらガトーショコラを焼いた時の匂いが残ってる・・・。
換気してもチョコの匂いが消えなかったので、仕方なくファブリーズしようかと。(苦笑)

お菓子作りは嫌いじゃないですが、ハンドミキサーがちょっと手元に無いので、泡だて器で頑張ってるという状態なので、正直大変な作業というか…手首が攣りそうになりますw

また、何か作ったらUPしようかなぁ…。


+本日のおすすめレシピ+
林檎のバームクーヘン
(りんごを切らずに、丸々巻くことも出来ますが、切らないと食べにくいので今回はお手軽サイズを紹介します。粉を使い、1から作るのもアリですが、ホットケーキミックスを使う事でお手軽に出来ます。)


用意するもの。
煮りんご用
・小さめのりんご1個
・砂糖 1/4カップ
・レモン汁 大さじ1/2
・水 500cc

バームクーヘン用
(バームクーヘンのみの直径10~12cmのもの1個分の材料です。)
・ホットケーキミックス 200g
・卵 2個
・牛乳 150ml
・砂糖 大さじ3(バームクーヘンのみの場合は大さじ4になります)
・無塩バター 60g


<作り方>
まず煮りんごを作ります。(コンポートとかとも言われます。これはアップルパイとかの中身にもなります。)
りんごの皮を向き、種のある芯の部分を取り除き、8等分にします。
鍋にりんご、レモン汁、砂糖、水を入れて20分くらい置き、時々返しながら味をなじませます。
砂糖が溶けてきてりんごが軽く透明になってきたら中火にかけ、落とし蓋をして返しながら20分位少し固めに煮ます。(この場合、煮りんごだけを作る場合は、25分位しっかりを煮てください。)
火を止め、蓋を取り、ざるを重ねたボウルの上に取り出しておきます。
そのまま水分を切る為、冷めるまで放置します。

次にバームクーヘンを作っていきます。
無塩バターを耐熱皿に入れ、ラップをかけてレンジで溶かします。(500Wで40秒~50秒程度)
ボウルに卵の卵白だけを2個分入れ、角が立つまで泡立てます。(ハンドミキサーでOK)
卵白が泡立ったら、砂糖を加え、泡だて器で文字を書いても消えないくらいまで泡立てます。(ここもハンドミキサーでOK)
ここまで来たら、先ほど取って置いた卵黄2個分を入れて混ぜ合わせて、溶かしバターと、牛乳を入れ、混ぜ合わせます。(ここは普通の泡だて器でやりましょう。)
全体的に混ざり合わさったら、ホットケーキミックスを入れます。
この時に練らないように混ぜましょう。粉っぽさが無くなればOKです。(泡だて器でやってくださいね。)
ここで先程の煮りんごが冷めてると思います。手づかみでいいので、ある程度水分を切って、包丁で細かく砕き、ボウルに入れ、全体に散るように混ぜ合わせます。(ボウルに入れる際も水浸しのものは入らないようにします。)

フライパン、もしくは卵焼き用のフライパンを用意し、弱~中火で温めてから、分量外の油を薄く塗ります。
温まったら生地をクレープのように薄く(厚さ2~3mm程度)流して焼きます。
裏面がきつね色に焼けてるけど、表面がまだベタベタしてるという感じになったら、生地をフライパンの奥から手前にしっかりと押さえつけるように巻きます。(卵焼きや出し巻きの要領で)
巻き終わったら奥に置き、手前の空いた所に再び生地を流します。
同様に焼いて巻いていきます。
これを生地が無くなるまで続けます。
全部巻き付けたら、粗熱を取り、温かいうちにラップに包んで冷まします。(卵焼きもこうすると形が良くなりますよ。お弁当とかに最適です!)
冷めたら出来上がりです。

+ポイント+
巻き終りが重ならないように巻いていくと綺麗に巻くことが出来ます。
半日くらい置くとしっとりとなるので、より美味しくなります。

レシピとかは結構頭に入ってるのですが、あまり作ることが無いんです…。
また暇があったら作ろうかなぁ。

本日はこれまで。
後ほど小説あげたいと思います。

それではまた。だりあでしたっ。



ふしぎ遊戯 OVA 永光伝より。

あなたはきっと 私の勇気
あなたはきっと 私の光

暗闇の中で見つけた明かりは
私を見つめる優しい瞳
泣きたいほどの愛しさに
生まれた意味をそっと感じてた

離れていても 引き裂かれても
あなたへ心 羽ばたいてく
あなたはきっと 私の翼
あなたの愛は 地上の星座

独りで歩けば心は寒くて
めぐり逢う前にもう戻れない
苦しいほどのこの想い
永遠って呼んでもいいですか

何があっても 誰が止めても
その瞳だけ 信じてゆく
あなたはきっと 私の勇気
あなたはきっと 光だから

もしあなたが傷つく そんな時には両手を
翼のように広げて護りたいの

胸に溢れるせつなさが
私の頬をそっと濡らすけど

離れていても 引き裂かれても
あなたへ心 羽ばたいてく
あなたはきっと 私の翼
あなたの愛は 地上の星座


――― ラグナロク 教皇執務室

真瑠達4人が無事な姿のまま、全員の前に姿を現すと、良かった、良かったと安心していたようだった。
教皇がだりあに話しかけた。
「紗杷…」
「はい」
「この度は、我が国の神官があなたに迷惑をかけたようで、すみませんでした」
だりあは、ううんと、首を横に振った。
「いえ、お気になさらないでください。私は無事でしたし、みんなも無事ならそれで良いのです」
「そう言ってもらえると助かります」
ニルエンがその様子を見ながら、微笑ましい表情を浮かべていた。
「ニルエン」
「はい、教皇様」
教皇が実の兄を見ながら、言葉を綴った。
「我が兄を、ニルエンとジェドの指導の下、神官として置きたいのですが…。ある程度期間が経てば、大神官へと考えています。いかがでしょうか?」
「ですが…」
ルーミンが口を挟んだ。
「僕は教皇には成りえない。だけど、アルナベルツの信徒達の役に立てるなら…、僕みたいな者でも役に立てるならやりたい」
「ルーミン様…」
教皇は伏せ目がちに言った。
「我が兄を、再度閉じ込めるような事はしたくないのです。それならば、位を渡し、アルナベルツの民の為に私たち兄妹は役に立ちたい。そう思っただけです」
「…ジェドは、この件については頷くでしょう。分かりました。ルーミン様を只今を以ってアルナベルツの神官になって頂きましょう」
「ニルエン、ありがとう」
ニルエンは首を横に振った。
「いいえ、教皇様。私たちは教皇様に仕えている者。それに、民を守るべき立場にあります。教皇様の御心を無碍にする様な事は致しかねます」
「本当にいいのか?僕が神官になっても…」
教皇はにっこりと微笑んだ。
「ここに居る皆さんが証人です。私自身の考えもありますが、ニルエンも納得してくれました。後は我が国の為に力を貸してくれた皆さんが納得出来る判断をしなければなりません」
リニアが口を挟んだ。
「私達も、ルーミン様を再度閉じ込めるというのでしたら納得がいきません。ですが、この国の為になれるのでしたら、そちらが良いと思います」
その場に居たギルドメンバー全員が頷く。
「決まりですね」
教皇が微笑んだ。
「それでは、皆さん。本当に有難うございました。ニルエン、皆さんを送ってあげてください」
「分かりました。私の術で送りましょう。気をつけて…」
ニルエンはそう言うと、右手を上に掲げ、何らかの呪文を唱えた。
唱え終わった時、メンバー全員がまた強い光に包まれた。
そして、またゲフェンの街へ戻るのだろうと思っていた。
ところが、真瑠の視界から、メンバー全員の姿がかすみかかったように薄れていった。
「え…これは…?」
真瑠は周囲を見渡した。
真っ白い空間の中、誰も居なくなった。
「ここは…一体…」
周囲を見渡すも、白い空間の中で立っている真瑠以外誰も居なかった。
「また…俺一人かよ。しかも今度は真っ白い中で…」
軽く歩いてみるが何も見えない。
どうしたらいいかと、思った時…、目の前に1つのリボンが落ちていた。
「これは…、さわさんの…?」
手に取ってみるが、やはりツインリボンの片割れだった。
「ROの世界に入る前も…このリボンが…」
どこからともなく、声が聞こえた。
『真瑠…こっちだよ』
「この声は、さわさん…?何処に居るの!?」
『こっちだよ…』
その声がする方を見入ると、ピンク色の衣服を着ただりあが微かに見えた。
「待って!」
だりあがどんどん遠くに行く感じがして、真瑠は走り出した。
「ねぇ!待ってって!!さわっ!!」
だりあの後ろを追いかけて行く。
どれくらい走っただろうか…、白い世界から抜け出した気がした。



――― パンヤ Lost Seaway

「ふんふふーん♪」
鼻歌を歌いながら、着々とバーベキューの準備をしていたはむは、ある程度終わったところで、カルチェに声をかけた。

『あ、カルさん?マスタもこっち居るからさぁ、ちょっとLostに来てもらっていいかなぁ?』
『はむさん、戻ってきてたんですか?』
『うんうんー、さっき戻って来たんだー。マスタ迎えに行ってたー』
『そうでしたか。じゃぁこちらから向かいますね』
『うん~、お願いー』

また、はむは鼻歌交じりに準備に取り掛かる。
ごそごそと取り出したのは、大きな包丁。
マグロを台の上に乗せ、解体を始めた。
20匹も居るマグロを難なく解体する。
「ここはお刺身~、ここは焼くかなぁ~」
ざくざくと、あっという間に20体全部解体した。
「これ全部食べれるかなぁ?まぁいっかー」
次に、どこから持ってきたのか分からない野菜や、お肉も捌き始めた。
「串に刺してーっと」
本格的にバーベキューの準備が整ったようだった。

「はむさん~」
遠くから、カルチェの声がした。
「あ、ここ!ここ!」
カルチェに向かって手を振るはむ。
はむが居るところに、カルチェ、リュシオン、きのこの3人が揃った。
「はむさん何してるの?」
リュシオンが問う。
「バーベキューのセットっぽいけど、何か祝うの?」
きのこも問う。
「んーと、取り敢えずたまにはいいかなーって思ってね」
はむが嬉しそうに返事をする。
「あ、初めましてだね。私ははむ。よろしくね」
「こちらこそ!SHIKINOです。よろしく~」
仲良さそうに、はむときのこが会話する。
「カルさん、悪いんだけどー」
「はい?」
「マスタ起こしてもらっていいかな?」
はむが、カルチェにお願いしていた。
「分かりました。…でも起きるのかな?」
カルチェがケイタを起こしにかかった。
そして、丁度その頃、別のクラブメンバーがバーベキュー会場に着いた。
「こんにちはー」
気軽に挨拶をしてきたのは、播琥欄だ。
軽く走りながら来たのがラガッシュ。
「はむさん、何してんのー?」
「ん?今日は☆船でパーティーするの!」
「そうなんだー」
まもなく、もう一人現れた。
「あれ。クコさんじゃん」
リュシオンが驚いたように指差す。
「ぉ、みんなお揃いだねー」
そして、もう一人可愛い女の子が顔を出した。
「お待たせしましたー」
「ユノアさん、大丈夫だよー。まだ始まってないから~」
「そっか、間に合って良かった」
返事をしながら淡々と準備をしてるはむだった。
そしてもう一人現れた。
「やほー」
「へきるんさんも来たね~。それじゃぁ始めようか~。カルさん、マスタ起きたー?」
その問いかけに、カルチェが答える。
「やっと起きてくれたけど、なんか様子変ですよー」
「ん?」
はむが、ケイタに近づいていく。
「マスタ~、パーティ始めるよー」
「ぇ?君誰?」
「酷い!!忘れるなんて…。仕方ないあれの出番だ!」
はむはそう言いながら、さっき脱ぎ捨てたマグロスーツを再度着込んでケイタの前に立った。
「これでも思い出さないマグかー?」
「そ、それはマグロスーツ…?あ、ぁ…思い出してきた。ここはパンヤか。俺は一体…」
「やっと思い出したマグねー。今からパーティするんだよ。ほら、こっち来て!」
「何のパーティですか?」
はむがここぞとばかりに、鼻を高くして言った。
「何って、そりゃ☆船結成3周年祝いだよ!」
全員が目を丸くした。
「な、なんだってーーーーーーーーー」
「またまたーん、自分がクラブ結成した日も忘れたなんて酷いマグよー!」
「ぇ、でも出来たの4月じゃ…?」
「4月にやるっていってみんな集まってくれるの?いいじゃない、ちょっと早くたってさぁー」
と、言いながらはむは楽しそうに具材を焼き始めた。
それを見て、カルチェ、ユノア、きのこの3人も手伝い始めた。
男性陣は飲み物を入れたり、これもどこから持ってきたのかわからないが、机や椅子を組み立てたりしていた。
「じゃ、乾杯しよっか」
クコペレウがみんなにコップを渡し始めた。
「マスタ、なんか一言言ってよ!」
ユノアがケイタにおねだりしていた。
「わ、わかりました。えー、では…ここに姉御が居ないのが心残りですが、ひとまずこれからもみんなよろしく!かんぱーぃ!!」
カツン、カツンと、コップが音を立てた。
盛大な?パーティが始まった。
「ねえ、はむさん。この大量のマグロどうしたの?」
ラガッシュが不思議そうに聞いていた。
「ん?それは捕獲してきたんだよ。みんなで食べようと思って」
「…マグロスーツ最強伝説」
クコペレウがぼそっと言った。
「ぱねぇ…」
きのこも驚いていた。
ある程度時間が経った頃、播琥欄がみんなに呼びかけた。
「ねえねえ、折角だし…そこにグリーンあるから、アプローチでもしません?」
「いいね、やろっか」
最初に乗ってきたのはへきるんだった。
「ぉ、姫やる気だね~」
クコペレウが意地悪そうに自分の肘をへきるんに当てていた。
「いいじゃん、みんなで楽しく出来ればさっ」
「そうだな」

楽しい時間を、ひとときを全員で過ごした。
アプローチ大会の結果が出た時だった。
リュシオンの視界から、急にみんなの姿が薄れていったのだ。
「な、これは…。…そうか、戻るんだな」
冷静に考えるリュシオン。
「…記憶は無いかもって言ってたよな。みんな楽しい時間ありがとう…」
そして、リュシオンは気を失った。




――― 現実世界 コミケ会場

音響室の椅子に座ったまま、うつ伏せになっていた真瑠が目を覚ました。
腕につけていたクロノグラフの腕時計で時間を確認すると、朝の9時45分だった。
だが、ROの中であったことをしっかりと、はっきりと覚えている。
「まさか夢…?マジかよ…」
しかし、夢では無かったようだ。
真瑠の手にはしっかりと、だりあのツインリボンが握らされていた。
そう思っていた時、音響室のドアの向こう側からドサッと、何かが倒れる音が聞こえた。
気になって、すぐさまドアを開けて見ると、そこにはだりあが倒れていた。
「ちょ、ちょっと、さわさん!?」
真瑠がだりあの上半身を抱え込む。
気を失ったままのだりあは、ハイプリーストの衣装を着たままだった。
「息は…?脈は…?ある…か」
ほっと、ため息をつく真瑠をよそ目に、だりあが目を覚ました。
「ん…、真瑠…?」
「さわさん!大丈夫?」
「うん、平気。ちょっと貧血で倒れこんだだけみたい」
そう言いながら、だりあは真瑠に支えられながら、立ち上がった。
「真瑠」
「うん?」
「私がここで倒れてた事は内緒ね」
「言わないよ」
だりあは、真瑠の言葉を聞いて微笑み返した。
「さて…そろそろサークル入場始まるはずだから、準備終わらせなきゃね」
「あ、待って。さわさん」
「うん?」
真瑠は手に持っていたツインリボンをだりあにつけてあげた。
「ありがとう」
「ううん」
だりあが会場内に戻ろうとした時、ふと真瑠の方を振り返った。
「真瑠…、たまにはあーいうROもいいかもだね」
そう言って、だりあはかけ足で会場内へ戻っていった。
「…俺だけの夢じゃなかったのか?」
真瑠は疑問に思いながらも、音響室へ戻った。

受付の方では、カルチェとユノアが忙しく準備をしていた。
「あ、だりあちゃん」
カルチェに呼び止められる。
「はい?どうしましたー?」
「実は今日の打ち上げなんだけど、お寿司行こうとしてたんだけど…ユノアちゃんと話してて…」
「マグロはちょっと遠慮したいなと…」
「うん?何かあったの?」
カルチェとユノアが目を合わせる。
「不思議な事に、二人とも似た様な夢見たみたいで、はむさんが釣ってきたマグロ20匹を食べた夢を見て…」
「いっとき要らないという結論に」
だりあは苦笑していた。
「そっかぁ、それは難儀だったね。じゃぁファミレスとかでいいんじゃないかな?」
「あ、その意見には俺も賛成です」
「ケイタ!」
「マスタ」
ケイタが話に紛れこむ。
「俺もちょっと…マグロを遠慮したい」
「うちも遠慮したいわ」
へきるんも紛れ込む。
「あれ?へきるん、何時の間に…」
「最初からおったっつーの!姉御、うちとずっとコミケスタッフしてきたやろ?」
「はい、そうでした…」
へきるんは、会場内のテーブルや、椅子などの設置を頑張っていてくれたらしい。
「じゃぁ、ファミレスにでも行きましょ」
全員が賛成をした。
「それじゃ、カルさんパンフの方お願い。ゆのりんは受付開始準備を。へきるんは委託と画材の方を。ケイタはタイトルコール準備を。マイクは受付の後ろにあるから」
それぞれが準備を始めた。
その時、だりあの携帯にメールが入る。
クコペレウからだ。
『1時間くらい遅れそうって、思ってたけど、もうちょいで着きそう』
だりあは、レスしておいた。
『ゆっくりでいいから、気をつけてきてね』
そして、だりあはステージの方へ歩いていった。

10時になって、ケイタがマイクを持った。
「おはようございます、本日もたくさんのご来場誠に有難うございます。只今より、サークル入場を開始致します。入場希望のお客様は、先日お送り致しましたチケットを手元に、会場入り口までお越し下さいませ。
繰り返し、お伝え致します。只今より、サークル入場を開始致します。入場希望のお客様は、先日お送り致しましたチケットを手元に、会場入り口までお越し下さいませ。本日もたくさんのご来場、誠に有難うございます」
その放送を耳にし、だりあがインカムを手に取る。
『真瑠、さっき渡したCDかけてくれる?』
『了解』
『あと、もう少ししたらあの3人来るから迎え行ってあげてほしい』
『3人?』
『リュシときのことファインだね』
『あぁ、わかった』
伝え終わると、だりあはインカムのスイッチを切り替えた。
このインカムは、スタッフだけにではなく、会場内にもアナウンス出来るようになっていた。
「おはようございます。本日もたくさんのご来場誠に有難うございます。サークルテーブルは本日全て満了となっており、当日受付は行なっておりません。尚、会場内で走ったり、座り込み等の迷惑行為もご遠慮頂きます様、よろしくお願い致します。尚、12時半より、イラストオークション準備をステージ上にて開始させて頂きますので、その時間になりましたら、ステージ付近へは来られません様お願い申し上げます。13時半より、イラストオークションを、14時半より景品争奪じゃんけん大会を行ないたいと思いますので、たくさんのご参加をお待ちしております。本日もたくさんのご来場、誠に有難うございます」
ユノアが不思議そうに、へきるんに聞いていた。
「へきるんさん、何でだりあさんはあんなにすらすら言えるんですか?凄いですよね」
「んー、うちもあんな風には言えんけど、姉御は16歳の頃からコミケスタッフやってたからね。染み付いてるんじゃないかな。まぁでも今回は数年ブランクあったはずだし、久しぶりで楽しいのかもよ」
「なるほどー」
受付と委託&画材のテーブルは隣同士の為、そうやって話が出来る時間を取るのはとても容易かった。

場所は変わって、会場付近の公園。
ベンチに座ってうとうととしていたのはリュシオンだ。
「…あれ、俺は一体…、あぁ、そうか戻って来たんだっけか」
不思議と、リュシオンもあの体験を覚えていた。
夢なのか、現実だったのかは分からない。
でも確実に朝ごはんは食べてきてなかったのに、お腹が空いてないのがおかしかった。
公園の入り口の方を見ると、二人がこっちに手を振っていた。
紛れも無く、ファインときのこだった。
「あ、今行く」
リュシオンはかけ足で合流した。
「ねー、リュシさん。私さっき電車乗ってる間に変な夢見たんだけど…」
「俺もなんだよね、なんか変な夢見た。おかげで乗り過ごしそうだったよ」
きのことファインが言い合う。
「どんな夢か覚えてる?」
リュシオンが問う。
「俺はROの夢だったのは覚えてるんだけど、もう忘れちゃったなぁ。あ、クトルラナックス倒したのだけは覚えてる」
「マジっすか…」
「私のはパンヤだったかなぁ。でも覚えてないなぁ。取り敢えずマグロだけはいっとき要らないなぁ、って感情がある」
リュシオンは笑いを押し殺そうとしていた。
「まぁ、もう少ししたら一般入場始まっちゃうから行こう」
「うん」
「だね」
3人は少し急ぎ足で向かった。

そして、会場入り口付近で、着いてすぐケイタに指示されて動いてる人が居た。
「はーい、押さないでください。順番に並んでお願いします。最終尾はこちらになります!」
折角急いで来たのに、はやからこき使われてるのはラガッシュ。
着いてすぐ、首からスタッフ証をつけられ、ここに居てと言われて…。
「危ないですから押さないで。@10分くらいしましたら一般入場開始します!」
ラガッシュは一人頑張っていた。
その姿を見て、一人の男がラガッシュに近づいていった。
「ラガさん、頑張ってるね」
「その声は、クコさんか」
「よっ!俺も手伝うわ。本当はもうちょっと遅くなるんだったんだが、間に合った」
「そっかそっか、じゃぁ悪いけど一緒に頼むよ。あ、これ預かってたスタッフ証だ」
「ありがと。じゃぁ俺、会場入り口まん前のとこ整理してくるわ」
「うん、頼む」
二人は息の合う仕事をしっかりとしていた。

受付の裏側で、今度はだりあがユノアを連れて行こうとしていた。
「へきるん、悪い。ちょっとゆのりん連れて行くから、受付お願い。画材とかは10時半からで」
「あいあい」
「え?だりあさんどこ行くの?」
「ゆのりんに着せたいものがあるの~」
「えぇ?私も?」
「うんうん~」
嬉しそうにだりあはユノアを更衣室に連れて行った。
そして着替えさせた格好といえば、クーの衣装だった。
着替えが済んで受付に戻ると、みんなからとても好評だった。
「うわぁ、可愛い~」
カルチェがパンフ販売しながら、ちらっとこっちを見た。
「うん、いいんじゃない?」
へきるんも微笑みながら言ってくれた。
迎えに行こうと音響室から出てきた真瑠もユノアを見ていた。
「かわいいね」
ユノアは赤面していた。
「はぅ…、コスプレなんて初めてなんです…」
「大丈夫、モデルが良いから可愛いよ」
だりあも満足そうに言った。
「そろそろ、一般入場開始ですね」
カルチェがみんなを急かすように伝えた。
「うん、じゃぁ俺迎えに行って来るわ。一般の人と絡まると入りにくくなるしね」
「お願い~。あ、真瑠これ。3人のスタッフ証だよ」
「分かった。渡しとく」
真瑠が入り口の人ごみを抜けて出て行った。
「あれ?ケイタは?」
「またどっか行ったんですか…」
だりあと、カルチェが周囲を見渡す。
「さっき、会場責任者の所に行くって言ってたよ」
へきるんが教えてくれる。
「え?責任者ってリニアさん?」
だりあが聞き返す。
「うん。って責任者リニアさんだったの?」
へきるんが聞き返す。
「うん、ここはリニアさん名義で借りてるんだよ」
「そうだったんだ」
「まぁいいわ、それじゃみんな配置ついて。入場アナウンス、私がやるよ」
「はーい」

それぞれが持ち場につき、今まさに一つの催し物が開催されようとしていた。
サークルの方の準備も段々と整って来た様子だった。
だりあはステージの方に向かい、階段を上がり、ステージ上からマイクを持って放送を始めた。
「皆様、おはようございます。本日のご来場誠に有難うございます。時刻になりましたので、只今より、愛犬連隊「絆」&星空の夜船旅主催、Comic Festivalを開催致します」
だりあのタイトルコールが響き渡り、一般入場が開始された。
サークル入場が粗方済み、落ち着いていた入り口がまた人ごみになっていた。
真瑠はまだ音響室には戻ってなかったが、時間に合わせて動くようにしていたのだろう。
10時半になって、言っておいた音源が流れてきた。
6thROアニバーサリーイメージソングの神々の詩が流れていた。

一般入場開始後、会場内は人が溢れかえっていた。
コスプレイヤーも増え、写真撮影なども始まっていた。
受付の方は人が目まぐるしく立ち入れ替わっていた。

「皆さんにとって今日も楽しい一日になりますようにっ」


END



作者コメント

長らく書いてきた小説もこれで一区切りです。
ですが、コミケの開催中の事も一応書いてるので、後日でもあげてみたいと思います。番外編ってことで。

新規参入者は…もういいか。

Special Thanks
真瑠、ファイン、リュシオン、きのこ、リニアさん、九里虎さん、百合さん、たばこさん、ママ、ヴォゴ、イーグ、龍さん
クコやん、はむさん、カルさん、ゆのりん、ケイタ、ラガさん、播さん、へきるん

ここまで読んで下さり、有難うございました。 
 

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無題
ばぅむってそうやって作れるんですか・x・!
今度参考にして挑戦してみますw

タルトのデコレーションも可愛くてステキなので
今度真似させてもらいます(*ノωノ)
かなた 2009/02/16(Mon)22:10:12 編集
Re:無題
普通だと、機械使ってぐるぐる巻いて作るものだと思っちゃいますよね。
でも家庭にある物でも結構簡単に作れちゃうんですよね。
意外なものです(*/▽\*) 

タルトは、苺1パックじゃ多すぎたくらいでしてw
仕方ないからぱくぱくと、苺のまま食べてました。
しかし、甘かったわ…。
sawa as dahlia  【2009/02/17 02:00】
おお…
手作りとは驚き。
手作りの物ってやっぱ暖かいし、
おいしいんだろうなー。
是非機会があれば味見させてください(マテ

>食べれるかどうかなんです。
この辺は一人暮らししててすごい同意…。
なんとなく簡単なものになっちゃいますw

ほしふね3周年ですね…。
早いような長かったような。
姉御はほしふねの永遠の姉御です。
atiekd2 2009/02/22(Sun)03:01:58 編集
Re:おお…
ご飯とかお菓子とかは結構作りますよ。
まぁ、一応は女ですから、それくらいやらんとね。

自分だけのものは結構手抜きになりますねぇ。
誰か食べてくれる人が居たら腕振るうけど(苦笑)

ホントにいつの間にかそんなに経ってるな。
色んなことがあったけど、出来る範囲からはちゃんと見ていくよ。
だからケイタも出来る範囲でいいから、頑張りなよ。
sawa as dahlia  【2009/02/24 02:28】
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祝☆3000番突破!! キリ番3500番踏んだ方に、イラスト描きます。 (管理人友人のみへの提供です。)
Dahlia's profile
HN:
sawa as dahlia
性別:
女性
職業:
ヒーリングセラピスト、福祉関係
趣味:
バイオリンorクラリネット演奏
自己紹介:
ラグナロクオンラインGarm鯖で活動中のオーラハイプリーストの他愛も無い日記です。
パンヤも、たまにやっています。
最近は仕事が忙しいので、あまり遊んでいませんが、麻雀とかもやってたりw
福祉関係の仕事をしながら、ヒーリングセラピストもしています。

何気に、へきらーです(笑)


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だりあのお勧めMusic
椎名へきるさんの曲です。 とても心に響く曲なので、是非聴いてみてね♪
Music
こちらのBGMはVAGRANCY様より、お借りしています。


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Dahliaのお勧めの楽天ショップさんです。愛用させてもらっています。是非覗いてみてください。


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